【歯科衛生士の先輩に聞く 国試合格体験談】コロナ禍の国試、どうだった?「つらい時期も不安も友だちと一緒に乗り越えた」

はじめに 

歯科衛生士として活躍するために、避けて通れないのが国家試験。
合格を目指して頑張っている歯科衛生士学生の皆さんと同じように試験勉強に取り組み、それを乗り越えてきた先輩にインタビュー。
新型コロナウイルスの感染拡大の真っ只中で、どのような気持ちで最終学年の1年を過ごされ、そして国試受験を乗り越えたのかお話しいただきました。
具体的な勉強のスケジュールやコツもぜひ参考にしてみてください。

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先輩歯科衛生士のプロフィール

畳屋さん

博多メディカル専門学校(2021年卒)

卒業後は福岡市内の医療法人に入職。目標は、患者さんに来院したときより明るい気持ちで帰ってもらえるような歯科衛生士になること!

国試勉強データ

  • 勉強を始めた時期:3年生の7月
  • 12~2月の一日平均勉強時間:6時間
  • 国試勉強に使ったもの:参考書、過去問題集、国試対策アプリ
  • 主に国試勉強をした場所:学校、移動の電車、家など

国試直前の一日のスケジュール

7:00 起床
8:30 学校へ登校
9:00 友だちと勉強
12:00 ランチ
13:00 引き続き勉強
15:00 休憩
19:00 そのまま学校で補習と自主勉強
20:00 帰宅、少しだけ復習
22:00 就寝

勉強は学校で行い、家は休む場所と決めて帰宅後は復習程度にしていました。昼間に眠くならないように、睡眠時間もしっかりとっていました。

国試当日の思い出

試験当日には、親や友だちからもらったお守りや励ましの手紙と一緒に、担任の先生からいただいた太宰府天満宮の「学業成就鉛筆」を持参。心の支えになりました!

学問の神様が祀られている太宰府天満宮

つらい時期も不安も友だちと一緒に乗り越えた

オンライン授業に戸惑い 実習と勉強の両立にも苦戦

3年生の4月から臨床実習が始まる予定でしたが、感染症の拡大で中止になり、オンライン授業に切り替わりました。学校から送られてくる国試対策の問題を解くのですが、その頃は何をどう勉強したらいいのかわからなくて。友だちとも会えず、この時期はまったくモチベーションが上がりませんでしたね。
7月から少しずつ学校に行けるようになり、実習がスタートしたのは9月。国試の勉強やアルバイトとの両立が大変でした。

先生のアドバイスで一気に合格圏内へ

実習が終わってからはぐんと勉強時間を増やしました。ただ、頑張っているのに思うように成績が伸びず、1月末の模試の結果は117点でした。このままではまずいと焦っていたときに、担任の先生から「主要3科目に時間を割くといい」とアドバイスをもらって。そうやってみたら、点数がぐんと上がり、次の模試から合格点を超えるようになりました。他にも、国試対策のプリントを用意してくれたり、遅くまで残って指導してくれたり。先生には今でもとても感謝しています。

ライバルではなく同志 友だちが心の支えだった

1年を通してよりどころとなっていたのは友だちの存在です。会えない時期も電話で励まし合い、一緒に勉強ができるようになってからは、わからないところを聞いたり問題を出し合ったりして切磋琢磨しました。同じ目標に向かう同志だからこそ理解できることも多く、心強かったです。
試験本番は親や友だち、先生からもらったお守りを持って臨みました。すごく難しかったので、終わったあと「ダメだったかも」と思って泣いてしまいましたが、自己採点してみたら合格点が取れていてホッとしましたね。これから試験を控えている皆さんも、ぜひ友だちと協力し合いながら頑張ってください。試験の前日は不安でたくさん勉強したくなりますが、当日余裕を持って行動できるよう、早寝早起きがおすすめです!

畳屋さんの勉強ノートを大公開

社会情勢を踏まえて、感染症やウイルス関連の勉強にも力を入れました。

必勝法は語呂合わせ!
オリジナルの語呂合わせも作成!
友だちにもシェアして一緒に覚えました

 

*こちらは、2021年12月発行「就活BOOKクオキャリア冬号」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は当時のものとなります。

 

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