本当にやりたいことを究めていくその信念が、未来を拓く力になる

私が歯科医師の道に進むきっかけとなったのは、予防先進国であるスイスに住む友人の存在でした。歯科に対して「痛い、怖い」というイメージを一切持っていない様子がとても衝撃的で、私自身の口腔意識も大きく変わったんです。また祖父が入院したときに“口から食事をとること”の重要性を実感したこともあり、予防歯科を通じて口腔の健康を守れる歯科医師になろうと決めました。

大学では補綴や外科も学びましたが、やっぱり一番やりたいのは予防歯科。しかし周りは「予防は歯科衛生士のやること」という反応が多くて…。開業医では予防に特化するのは難しいのかも、と考えていたときに道を切り拓いてくれたのが雅心会でした。医院見学の際に理事長が「予防を当たり前にしていきたい」と話すのを聞いたときは、初めて共感し合える仲間に出会えた喜びで胸がいっぱいになりました。雅心会との出会いが、私にとっての大きな分岐点になったように思います。

入職後はホワイトニングや歯列矯正といった審美歯科に携わりつつ、ドクターとしてできる予防歯科を追求。自分が本当にやりたいことに打ち込む日々はとても楽しくて、患者様が「ここに通って良かった」と喜ぶ顔を見る度に、この道を選んで正解だったと実感しています。

2年目からは新たにオープンした医院の分院長を任され、スタッフマネジメントも行うように。コミュニケーション上手な人には後輩の相談役、几帳面な人には提出物のまとめを任せるなど、それぞれの良さを伸ばすことを大切にしています。現在は、自分と同じ“予防を究めたいドクター”の育成という新しい目標もできました。

一人でも多くの口腔の健康を守り、社会に貢献するのが学生時代から変わらない私の夢。自分自身が予防歯科を追求するのはもちろんですが、スタッフ一人ひとりがやりたいことを突き詰められる、魅力的な歯科医院を育てていきたいです！