「不安」から「理想」へ目線を引き上げてくれる環境

東京都の歯科医院「医療法人社団池田会」に勤める髙橋由子先生のインタビュー記事です。人材育成のポイントや、医院をより深く知るためのQ&Aなども掲載しています

医療法人社団池田会

アリオ北砂歯科クリニック歯科医師髙橋由子先生

東京歯科大学卒

2019年

東京歯科大学卒業、
同大学水道橋病院にて臨床研修

2020年

医療法人社団池田会に入職

出身地：栃木県／特技：水泳／リフレッシュ法：おいしいご飯を食べる／モチベーションUP法：なりたい歯科医師像を考える／オススメの勉強法：一人で勉強するときとグループで勉強するときでメリハリをつける

虫歯の削り方すら
不安だった研修医時代

歯科医師である父の背中を子どものころに見ていたことが、この道に進んだきっかけ。地域の困っている方々を助けている姿を見て、「私も『口』を通じて人の役に立ちたい」と考えるようになりました。

しかし大学を卒業した段階では、歯科医師としての技術にも知識にも、かなりの不安があって。臨床研修も見学が中心だったので、本当に基本の「虫歯をどのくらい削ったら良いか」からしっかり教えてもらえる職場に就職したいと考えていました。そんなときに知ったのが当法人。理事長はもちろん、経験豊富な歯科医師が多く在籍しているため、さまざまな意見を聞きながら学んでいけると感じました。最初に理事長と話をしたときにも、「何月までにこれができるようにしておくと良いね」という具体的な目標を考えてくれて、とても心強かったですね。

想像以上に手厚い教育
だから焦らず成長できた

このように、教育体制が充実していることは入職前から感じていましたが、実際に働いてみると、サポートの手厚さは想像以上。先輩はそれぞれ患者様を持っているはずなのに、合間を縫っては私の診療を見にきてくれたり、自分からアシストについてくれたりするんです。初めは模型や抜去歯で練習し、できるようになったら先輩についてもらって積極的に臨床で実践していきました。奥歯を処置しやすいポジショニングについてアドバイスしてくれるなど、まさに「手取り足取り」教えてもらいましたね。手技だけでなく、診断や治療計画の立て方について指導してもらえたこともありがたかったです。そのおかげで半年ほどたつと、自分でできることが増えたと実感できました。

今、私が一番難しいと感じているのは、「診断」。例えば、「この歯を残せるのか、残せないのか」を検査結果から判断することも難しいですし、いざ「残せる」となっても、まだ自分の力ではできない治療のことも多くて。入職して約1年がたった今でも、不安なときには、すぐに相談しています。難しい処置は先輩に担当してもらい、アシストにつきながら近くで見て勉強しているところ。今年は自分一人で、一人の患者様を最初から最後まで診られるようになることが目標です。

患者様にベストな治療を
自分の手で届けたい

私が診療の際に心がけているのは、「患者様がどのような治療を望んでいるのか」を汲み取ること。見た目にどのくらいこだわっているのか、金銭的な余裕はどのくらいあるか、背景はさまざまですから。まずは信頼関係を築くため、しっかりとお話を聞くことを大切にしています。患者様が困っていたことを改善できたり、治療結果に喜んでいただけたりすると、「この仕事を選んで良かったな」と改めて感じますね。

当法人は、若手の歯科医師が集まって勉強会をしたり、外部講師や理事長がインプラントや矯正のセミナーを開いてくれたりと、学ぶ機会が非常に豊富。また何より、さまざまな強みや経験を持った先輩に気兼ねなく質問できる環境は、歯科医師としての成長に必ずつながるはずです。私のように、自信がなくて基本から教えてもらいたいという人にも安心ですし、もっと勉強したい、能力を高めたいという方にも適した職場だと思います。

私も今はまだ目の前のことで精一杯ですが、ゆくゆくは先輩たちのように、再生医療やインプラントなど、日々進歩していく分野にも関わっていきたい。そして、患者様にとってベストな治療を提案し、それをすべて自分で提供できる歯科医師になりたいですね。

MESSAGE
理事長メッセージ

理事長池田寛先生

設立年 2003年
DDS歴 28年目

1994年

奥羽大学卒業

2003年

池田歯科クリニック開業

2007年

医療法人社団池田会設立

出身地：茨城県／資格・所属学会：厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医、口腔インプラント学会（ICOI）日本支部理事／DDSを志したきっかけ：幼い頃に矯正治療を受けたこと／趣味：旅行・食べ歩き／モチベーションUP術：世界のドクターと交流する

「無理だ」と思わないことが何より大切です

理事長としての私の務めは、勤務医の皆さんに「自分にもできるかも」と思わせることだと考えています。インプラントのサイナスリフトなんて自分には無縁だと思っている方も多いかもしれませんが、やってみれば必ずできるようになります。大切なのは頭でっかちにならず、とにかく動くこと。そのためまずは私が実践するのを見てもらい、難しそうだという先入観を取り払うようにしています。ぜひあらゆる治療にチャレンジし、可能性を広げていってください。