
【診療分野別】口腔外科・インプラント/歯科衛生士業務の特徴
モチベーターとしての役も求められるインプラントの歯科衛生士
インプラント治療における歯科衛生士の仕事は技術的に特段難しくなるわけではありません。ただし、患者がプラークコントロールを怠ると、取り返しがつかなくなることもありますので、患者の意識向上のための働きかけも重要な役割となります。「1本インプラントを入れるからには、今後1本も歯を失わない覚悟」を患者に持ってもらうことが大切です。
インプラント術後の患者は、3~6ヵ月に1回くらいのペースでメンテナンスに訪れることになります。ですので、一人ひとりの患者の気持ちに寄り添い、期間が空いたとしてもメンテナンスへのモチベーションを保ち続けてもらえるようにコミュニケーションを図っていくことも歯科衛生士に求められる役割です。患者が定期的に医院に足を向ける気になるよう、細やかで行き届いたフォローを行うことが大切となります。