【新卒】早めの就職活動が、未来の選択肢を増やす|私の就活体験談

臨床実習に国試対策、就活にアルバイトと、歯科衛生士学生はやることが盛りだくさん!
何からどう始めたらいいかわからない、という方も多いのではないでしょうか。

今回は早めに就職活動を始め、希望通りの歯科医院に就職することができた先輩歯科衛生士にインタビュー。
いつからどんなふうに就活を進めたのか、たくさんの就職先候補の中からどうやって絞り込んでいったのかなどを聞いてみました。
先輩の体験談を参考に、あなたにピッタリの医院を見つけてくださいね。

先輩歯科衛生士のプロフィール

S.Yさん

出身地:埼玉県 就職先:埼玉県

2023年3月に都内の歯科衛生士学校を卒業。何事も早め早めに行動するタイプで、最終学年の夏休み入ってすぐに内定を獲得。埼玉県内の自宅近くにある個人の診療所で働き始めた。

就活データ

  • 就活開始時期:2年生の1月
  • 内定時期:3年生の8月
  • 見学した医院数:5件
  • 就活につかったもの:WEB/紹介会社

臨床実習中から就職を意識

臨床実習が始まった2年生の冬から、就職活動を意識するようになりました。
学校の先生から「実習先に就職する可能性もあるから、ここで働くかもしれないと考えながらやるといいよ」と言われて、確かにそうだなと思って。「これは自分がやりたいことかな?」と考えながら実習に臨んでいました。

本格的に就職活動のスイッチが入ったのは、3年生の5月に実習先から就職を打診されたときです。
当時アルバイトをしていた医院の先生から、「良い医院から早く採用枠が埋まる」と聞いていたこともあり、真剣に考えるようになりました。早めのスタートではありましたが、ここまでずっと勉強も頑張ってきたので、そのまま成績を維持して国試を迎えられるよう余裕をもって就活に取り組みたいと思ったのも理由のひとつです。

まず始めたのはインターネットでの情報収集。利用したのはクオキャリアなど歯科専用の求人サイトです。
まず「給料」「休日」「診療内容」などが自分の希望に合致している医院をピックアップしてから、具体的な業務内容を見ていきました。重視したのはエアフローなど自費のクリーニングやホワイトニングをしているかどうかです。アルバイト先が保険と自費を両方扱っている医院だったこともあり、幅広く携われる方がやりがいがあると思いました。

大型の法人はこの方法でかなり厳選できたのですが、困ったのは個人の診療所。最初から法人か個人かは限定せず最低でも2医院ずつは見学しようと思っていましたが、個人の診療所は数が多くてなかなか絞りきれなくて!
そんなときに役立ったのがスカウトメールです。ゼロから検討するよりスムーズに候補を絞り込めますし、自分に興味を持ってくれている医院だと思うと、見学申し込みへのハードルも比較的低くて。
実は、今の勤務先を知ったきっかけもスカウトメールでした。せっかく自宅の近くなのだから試しに行ってみようと思って見学したら、自分の理想に最も近かったんです。

実際に行くからこそわかる、医院のリアル

入職の決め手は、スタッフの人柄と診療内容です。歯科衛生士チーフが温かく穏やかな方で、見学時は医院の説明をするだけでなく学校生活についていろいろ聞いてくれたりして、私個人を見てくださっているという印象を持ちました。
さらに、質問には裏話などを添えながら包み隠さず答えてくれて、求人サイトではわからないリアルな様子がつかめました。

また診療内容について実物の予約表を見せながら説明してくれたため、イメージが湧きやすかったのもポイントでした。さらに他院のアポイント時間は30分程度でしたが当院は1時間と長く、時間と気持ちに余裕を持って患者さんと向き合えると思いました。

見学に行った医院は、内定先も含めて5件。6月と7月にかけて行ったのですが、もっと短期間でまとめて訪問できれば良かったなと感じますね。次の見学まで1週間空いただけで、前の医院の記憶が薄れてしまって比較がしにくくなるんです。
メモは取るようにしていたものの、話を聞きながらたくさんの情報を書くのは大変。臨床実習があったから仕方がないのですが、土日に2日連続で2医院を見学すれば、もっと早く就職活動を終わらせられたと思います。

実際に足を運んでみると、求人サイトのイメージと違ったり、「これはちょっと……」と思ったりすることもあります。たとえばある医院では、1年目の歯科衛生士がまだ夏前なのにひとりで全部任されているのを見て、不安になって採用試験は受けませんでした。

同級生の中には、見学をせずに面接を受けたけれど、自分に合わないと感じて内定を辞退した人もいます。正式に応募してからだと、断るのに気を使いますし、せっかく書いた履歴書も無駄になってしまいます。まずは見学をして働いてみたいと思った医院に絞って面接を受けたほうが、結果的には二度手間がなくなると思います。

早めの内定で国試対策にゆとり

8月に内定が出たので残りの期間は国試対策に集中でき、成績上位を保ったまま卒業することができました。勉強に自信がない人こそ、早めに内定を取って肩の荷を一つ下ろした方がいいと思います。
就職活動と国試が重なっている同級生は「もうイヤ!」と大変そうでした。

もっと言えば、人気の医院は「早い者勝ち」です。私が内定をもらったのは8月でしたが、4枠のうち1枠はすでに決まっていました。一般的なタイミングで就職活動を始めた同級生は、希望の医院の2枠のうち1枠が埋まっていて、最後の1枠に入れるかどうか不安だったそうです。入職できるのがあと1人なのか2人なのかによって、精神的なプレッシャーがだいぶ変わると思います。

就職活動は早いほど選択肢が多いので、働き始めてからやりたいことができる可能性も高いです。思い立ったらまず求人サイトを見ることから始めてみてはいかがでしょうか。そして、気になる医院があったらぜひ見学へ。求人サイトでのイメージと実際が異なることもあるので、画面の前で悩むよりも足を運んだほうが早いです! 複数の医院を見て回ると、視野も広がって楽しいですよ。

 

 

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