歯科衛生士が長く働けるよう、どんなキャリアサポートを行っている?|101医院に大調査#4

クオキャリアが発行している就活BOOK「しゃほかんV」の掲載医院に、自院の新人育成の取り組みに関するアンケート調査を実施。
新卒歯科衛生士のための環境を整え、育成に力を入れている歯科医院のリアルをお伝えします!

回答した医院は…
直近3年の新卒DH採用数 平均4.4名
2桁採用の法人も含む歯科衛生士に人気の医院!

*このコーナーのコメント・各種データは「しゃほかんV」掲載医院へのアンケート調査結果をまとめたものです(2023年10~11月クオキャリア実施/有効回答数:101)
*コメントのカッコ内:回答者の肩書き

新卒DHを大切に育てるための取り組み|101医院に大調査
第1回 歯科衛生士が長く働けるよう、どんな待遇面の取り組みを行っている?
第2回 歯科衛生士の新人研修期間は?
第3回 教育体制は誰がどんなふうに教えている?
第4回 歯科衛生士が長く働けるよう、どんなキャリアサポートを行っている?(こちらの記事)
第5回 勉強会の開催頻度や内容は?(5/31公開)
第6回 新卒歯科衛生士の育成方針や新人研修のポイントを教えて!(6/7公開)

歯科衛生士が長く働けるよう、どんなキャリアサポートを行っている?

スキルアップ・研鑽(けんさん)機会の提供、支援

  • インプラントやマウスピース矯正など、早くから専門的な分野に携わる機会を設けている(採用担当)
  • 講習料の補助があり、希望の講習会を好きなときに受講いただいている(院長)
  • 臨床歯科麻酔認定歯科衛生士やホワイトニングコーディネーターの資格取得支援とその取得に応じた昇給(理事長)
  • いろいろな学会の専門衛生士や、資格取得の補助(院長)
  • ホワイトニング・矯正など、メンテナンス以外にも成長できる項目がある。Dr・DH・DAの縦の関係はあまりなく、職種の垣根なく、協力している。年に数回、食事会を開催している(院長)
  • 院外講師によるセミナー実施(理事長)
  • 歯周病のスキルアップ、接遇、マイクロの指導(理事長)

定期的な面談

  • 定期的な面談を行うことで、スタッフが一人で悩みを抱え込まない状況を作るようにしています(事務長)
  • 3ヶ月に1回、チーフとの面談を設け、現在のお悩みや今後のキャリアのアドバイスを受ける機会をつくっています(採用担当)
  • 1年目は先輩指導員(DH)と1~2週間に一度の面談、3ヶ月に一度人事担当との面談、半年に一度、理事長との面談を実施。自身の現状の不満や課題、目標を共有し、解決策を一緒に考える機会を設けている。また、ライフスタイルやキャリアプランについてその時に相談してもらい、ワークライフバランスを整えている(歯科衛生士/教育担当)
  • 先輩DHとの面談を定期的に実施して、業務の進捗を確認したり、DH全体でコミュニケーションをしっかり取ったりすることで、仕事に対して責任を持って取り組む姿勢を養っている(採用担当)
  • 週に1回スキルマップを用いてシスターと面談を行い、課題や目標の提示をしている。また半年に1回評価表を用いて上司と面談し、目標やキャリアアップについて話し合っている(採用担当)
  • 毎日、日報の確認とフィードバックを行い、週1回はチーフと疑問点や目標設定について話しあい、本人の希望や適性に応じて柔軟にプラン変更を行っている(採用担当)
  • メンターDHとのしっかりした面談を3ヶ月に一回の頻度で行なっている。軽い面談であれば都度頻繁に行なっている(理事長)
  • 入職一年目は月に1回院長と面談の機会を設けて目標設定やキャリアプランについて話している(院長)
  • 年4回の院長との個人面談にてキャリアプランの確認について話し合っています(理事長)
  • 定期的に面談して、取得したいスキルについてヒアリングし、チーフ衛生士と共に実行する(院長)
  • 月一回の上司との面談を実施、キャリアプランから日常の悩みなど吸い上げて行けるようにしている(採用担当)
  • 定期的な面談で本人の興味やなりたい像を確認し、それに沿った業務をあてられるように調整を行っています(事務長)

キャリアパスの提示

  • 講師になったり、自分で会社を起こしたり、多方面に活躍できるキャリアパスがある(院長)
  • 訪問診療や矯正、インプラントなどの複数のキャリアパスを用意し、本人の希望に応じて学びを深められるようにしている(採用担当)
  • 一般歯科から審美・矯正・訪問歯科まで幅広い診療科目に対応しているため、本人の希望や適性に応じた業務を任せている。「やりたい」と思ったことはできる環境づくりをしている(採用担当)
  • ライフステージにあわせた働き方の提案(理事長)

その他

  • 広報担当など役割があり、先輩スタッフと一緒に活動することによってコミュニケーションをはかります(採用担当)
  • DXによる「360度評価」制度を導入し、一律の昇給やボーナスにするのではなく頑張る人が報われる仕組みを拡充している(理事長)
  • メンター制度を導入し、定期的にメンターや先輩、人事担当者、院長と気軽に、直接相談できるようにしている(理事長)
  • 年間目標シートと月間目標シートへのなりたい自分の記録と日々の達成度を日報に書き記すことで、自分の現在地と目標地点までのギャップを埋めていく日常を送れるようにサポートしている(院長)
  • 教育メンター制度を導入しており、先輩の衛生士さんが丁寧に指導してくださいます。ご本人の経験に応じて入職後は集中してサポートするので、入職した方が、自信をもって業務に取り組めるまでしっかり付き添います(事務)
  • トライアンドエラーにより本人の特性と能力を伸ばせる業務を割り当てるようにしている(院長)

*こちらは、2023年11月発行「しゃほかんV」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は取材時のものとなります。

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