【歯科衛生士の先輩に聞く 国試合格体験談】コロナ禍の国試、どうだった?「部活もバイトも諦めない!短時間集中のメリハリ学習」

はじめに 

歯科衛生士として活躍するために、避けて通れないのが国家試験。
合格を目指して頑張っている歯科衛生士学生の皆さんと同じように試験勉強に取り組み、それを乗り越えてきた先輩にインタビュー。
新型コロナウイルスの感染拡大の真っ只中で、どのような気持ちで最終学年の1年を過ごされ、そして国試受験を乗り越えたのかお話しいただきました。
具体的な勉強のスケジュールやコツもぜひ参考にしてみてください。

★先輩DHの国試対策記事一覧はこちら

先輩歯科衛生士のプロフィール

益永さん

九州歯科大学(2021年卒)

学生時代には学業のかたわら、ラグビー部のマネジャーとしても奮闘。卒業後は病院に就職し、入院患者さんの口腔ケアや外来診療のアシスト、訪問など多方面で活躍している。

国試勉強データ

  • 勉強を始めた時期:4年生の10月
  • 12~2月の一日平均勉強時間:6~8時間
  • 国試勉強に使ったもの:参考書、過去問題集
  • 主に国試勉強をした場所:家、図書館

国試直前の一日のスケジュール

8:45 起床
9:00 友だちとZoomで勉強会(自粛期間以外は学校の図書館で)
12:00 昼食
13:00 勉強再開
15:00 小休憩 友だちとおしゃべりして息抜き
18:00 勉強終了
24:00 就寝

週に2、3日は16時頃に勉強を切り上げて部活へ。また、夕方からアルバイトに行くこともあり、毎日フル回転で過ごしていました。

国試当日の思い出

帰りのバスの中でみんなと答え合わせを始めてしまい、不安な気持ちに…。「同じ問題集で同じ勉強をしたから大丈夫!」と励まし合いました。

部活もバイトも諦めない!短時間集中のメリハリ学習

パジャマでZoom勉強会

国試対策を始めたのは、4年生の10月頃。登校自粛期間は家で友だちとZoomをつないで一緒に勉強していました。朝から始めて、お昼になったら画面越しにおしゃべりしながらランチを取り、また夕方まで頑張って。みんなパジャマのままで黙々と勉強(笑)して、誰かが「ここ分からんのやけど」と言ったときにはみんなで「どれどれ」と教え合うんです。
学校の先生にもたくさんサポートしてもらいました。学生のリクエストを受け付けて苦手対策の授業をしてくれた先生や、問題集で分からないページを写真に撮って送るとその全てに解説を書き込んで送り返してくれた先生も。熱心なサポートに感激しました。

国試も就活も、不安は友だちと一緒に乗り越える

年末までは国試の勉強に加えて、就活や卒業研究もあり大忙し。午前中に卒研発表の練習をして原稿を直して、午後から試験勉強をすることも。それぞれ大変ではありましたが、一番不安だったのは、「就活に失敗したら…」ということです。私の年は求人自体が少なかったので余計に心配で。友だちと「狙っているところがダメでも、募集はいっぱいあるから無職になることはない!」と励まし合っていました。
またずっと机に向かっていると息が詰まってしまうと思い、年が明けてからも2月まで部活やバイトを続けていました。自分が部活やバイトをしている間にみんなは試験対策に励んでいると思うと、逆に勉強するときの集中力が上がりましたね。

家に引きこもってラストスパート!

国試で一番心配だったのは、検温に引っ掛かって試験を受けられないこと。本番2週間前からは家に引きこもって、必要最低限しか外に出ませんでした。おかげで万全の体調で本番を迎えられ、無事に合格できました。
例年とは違う状況での受験生活ではありましたが、振り返ると、友だちと電話をしたり部活やアルバイトが気晴らしになったりもして、試験本番までずっと楽しく過ごせました。一人で根を詰めて勉強していると気分もふさいでしまいます。皆さんもやりたいことを諦めず、いろんなことにチャレンジしながら勉強を頑張ってくださいね!

益永さんの勉強ノートを大公開

友だちと同じ参考書を買い、分からないところを教え合って勉強。大学の図書館で借りた対策本も活用しました。

インデックスで見やすくカスタマイズ
市販の参考書にどんどん書き込み
最後には付箋のメモでびっちりに!

 

*こちらは、2021年12月発行「就活BOOKクオキャリア冬号」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は当時のものとなります。

 

新卒歯科衛生士の求人情報はこちら

転職歯科衛生士の求人情報はこちら

歯科衛生士の求人をお探しの方へ
クオキャリアでさっそく見つけてみる
職場を選ぶポイントがわかる!歯科衛生士のための適性診断