自分を最大限アピール!

自己PRを考えるうえで
押さえておきたい
ポイント【前半】

準備編

自己PRをしっかり固めておくことが、内定への近道

履歴書はもちろん、面接でも必ずと言っていいくらい登場するのが「自己PR」です。でも、いざ聞かれると「自分の自己PRって何だ?」と悩む方も多いのではないでしょうか。このコラムでは前半・後半に分けて詳しく解説していますので、ぜひ自己PRのポイントを押さえてくださいね!後半:実践編はこちら »

Let's start checking!

「自己PR」とは?

就活のあらゆる場面に登場するとあって、自己PRは就活生にも採用する医院にも大切な意味を持っています。まずは、自己PRとは一体何なのかを見ていきましょう。

“長所”と“自己PR”の違い

「自己PR」と混同しがちな言葉に「長所」があります。どちらも自分の良さを伝えるというニュアンスは同じですが、実はそれぞれ次のような意味があります。

長所=“人柄”

主に性格面で良いところ。採用担当者が「長所はなんですか?」と聞いたとき、あなたがどのような人柄なのかを判断したいという意図があります。

自己PR=“自分の強み”

自己PRにおける“強み”とは「直接的に仕事に生かせる部分」、つまり「私には○○ができるため、○○で活躍できます!」と採用担当者に売り込める要素です。
長所が性格面での良さなのに対し、自己PRはあなたができること、してきたことがベースになります。

長所も短所も自己PRに置き換えられる

「長所」と「自己PR」は意味が違いますが、どちらも“あなたの良いところ”なので長所から自己PRを導き出すことは可能です。

また、自己PRに盛り込めるのは“自分の良いところだけ”と考えがちですが、短所も内容次第では視点を変えるとうまく自己PRへ変換できます。

次の例を参考に、ご自身の長所や短所を置き換えてみてください。

長所・短所を自己PRに置き換えてみよう

【長所を自己PRに置き換える場合】

長所:人見知りしない

行動:誰とでもすぐに親しくなる

自己PR:会話を通して患者様の治療に対する不安をやわらげ、希望を汲み取って提案につなげていく

【短所を自己PRに置き換える場合】

短所:神経質、細かいところばかりが気になる

行動:慎重、何度もチェックする、計画・予定通りに沿って行動する

自己PR:何事も綿密に計画を立ててから行動するためミスが少なく、小さな変化にも気づいて対応する

自己PRの考え方&まとめ方は?

就職活動における「自己PR」を言い換えると、「自分の強みや得意分野・専門性を応募先に伝え、自分を売り込むためのアピール」です。

「私には売り込めるものなんてないよ…」
という方もいるかもしれません。しかし、臨床研修医の皆さんは歯科医師としての技術力や実務経験を無理にアピールする必要はありません。

歯科医師のスキルは他の臨床研修医と同じくらいかもしれませんが、過去の経験・実績から得た“強み”はあなただけのものです。
アピールできる“強み”の探し方から、自己PRとして文章化するまでを流れに沿ってご紹介します。

はじめに過去の経験や実績を書き出してみましょう

自己PRを考えるはじめの一歩は「キャリアの棚卸し」です。
あなたが体験してきた「仕事に生かせそうな経験」を徹底的に洗い出してみましょう。その際、具体的な行動や印象(自分の立場など)も洗い出してください。
洗い出した内容は「1時間早く終わった」のように、数字で表現できる実績を付け加えると印象や説得力が増します。

応募先で求められる能力を想像してみましょう

求められる能力は医院によって異なりますが、何はともあれ、まずは「求人情報をじっくり読み込むこと」から始めましょう。

求人情報には基本的な就労条件のみならず、「入職後に医院が期待するミッション」や応募先医院の事業規模・ビジネスモデルなどが書かれていることも多くあり、医院を知るには最適かつ確実な情報源です。

その情報源を基に「医院が求めているのはどのような人材か」に着目し、求められる能力を理解しましょう。

医院が求める能力がわかったら、先ほど書き出したあなたの経験・実績からマッチしそうな項目をピックアップします。完全に一致していなくても構いません。

「この経験・実績は自分の強み(能力)として、医院が求める○○な部分で生かせそうだな」といった具合に考えていくと、一致点を見つけやすくなります。

厳選したあなたの経験・実績を○○に言い換えると…

あなたがアピールしたい能力・スキルをひと言で表現すると、どんな言葉になりますか?

「コミュニケーション能力の高さ」
「周囲との連携作業が得意」
「フットワークが軽いこと」
…ひと言で表現したその言葉が、あなたの自己PRを象徴するキーワードです。

これら抽象的な言葉は、便利な言葉・表現なので頼りすぎないよう注意が必要ですが、簡潔でわかりやすいため自己PRを記述する際の見出しとしては適しています。

なかなかフレーズが思い浮かばない方は、○○力、○○性といった言葉に経験・実績を置き換えてみてはいかがでしょう。

自己PRに盛り込みたい3つの要素

自己PRを通して採用担当者が知りたいことは、
・あなたの熱意
・あなたのスキルや能力が生かせるか
です。

それを踏まえて自己PRには次の3つの要素を盛り込み、100~200文字程度にまとめてみましょう。

【強み】応募先医院が求めるものと、あなたの強みがフィットするか

【根拠】あなたがその強みを持っている明確な証拠(あなたの強みが生かされた場面)

【再現性】あなたのその強みが応募先医院でも生かせるか

図に表すと…

具体的に自分にはどんな強みがあるのか

その根拠としてどんなエピソードがあるのか

そしてそれはどのように仕事へ生かせるのか

強みだけをアピールしても、具体的なエピソードがなければ採用担当者を納得させることは難しいでしょう。自己PRに説得力を持たせるためには上記の3つの要素を盛り込み、ストーリー立てて構成することがポイントです。

例を見てみよう

【強み】物怖じしない

【根拠】初対面の人とも明るく話すことができ、研修先でも仲の良い患者様ができた

【再現性】「患者様にはいつも明るく丁寧に接し、治療への恐怖心を和らげつつ、的確にニーズを汲み取る歯科医師になることを目標にしています」

【強み】積極性(行動力)が持ち味

【根拠】自らアイデアを提案し、計画~実践まで中心となってプロジェクトに取り組んだ

【再現性】「常に周囲に目を配ることを意識しているため、チーム医療においても“次に必要なことは何か”を察知して提案し、自ら率先して動きます」

【強み】忍耐力がある

【根拠】周りが躊躇することにも前向きに取り組み、○ヶ月で□□の技術を習得した

【再現性】「○○のスキルはハードルが高いと感じていますが、△△先生の下、決してあきらめず習得を目指します」

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