先輩の“GOOD”“BAD”就活エピソード|150医院に大調査「今人気の歯科医院が求める新卒歯科衛生士とは」#3

クオキャリアが発行している就活BOOK「クオキャリア夏号」の掲載医院に、新卒歯科衛生士の採用についてアンケート調査を実施。今回の調査にご協力いただいた医院は就業環境を整え、育成にも力を入れているところばかり。そんな医院のリアルな声をお伝えします!

回答した医院は…
直近3年の新卒DH採用数 平均3.25名
2桁採用の法人も含むDHに人気の医院!

*このコーナーのコメント・各種データは「就活BOOKクオキャリア」夏号掲載医院へのアンケート調査結果をまとめたものです(2023年3~4月クオキャリア実施/有効回答数:150)

今人気の歯科医院が求める新卒歯科衛生士とは|150医院に大調査
第1回 いちばん採用したくなる新卒学生は?
第2回 医院見学に来た新卒学生に対し、最も重視するポイントは?
第3回 先輩の“GOOD”“BAD”就活エピソード(こちらの記事)
第4回 ぜひ採用したい!魅力的な新卒学生はこんな人

先輩の“GOOD”“BAD”就活エピソード

今まで面接した 新卒学生のなかで「すぐに採用したい」と感じたエピソードや合格と決めたGOODポイントと、
今まで面接した 新卒学生のなかで「これが原因で採用しなかった」というエピソードや不合格と決めたBADポイントをそれぞれ聞いてみました!

コミュニケーション編

◆GOOD:相手の目を見て話せる
自分の考えを明るく元気に語る姿に、人を勇気づける資質があると感じた
◆BAD:目を見て話さない・目が泳いでいる
素直でないと判断し採用を見送ることがあります


◆GOOD:来院した患者さんにも「こんにちは」とあいさつをしていた
◆BAD:患者さんに「お大事にどうぞ」などの声かけができない


◆GOOD:コミュニケーションやコンタクトを多くとろうとしてくれた
もちろん意欲も感じますし、話をすることでこちらもその方のことを知ることができるのでありがたいです
◆BAD:暗くて、質問しても反応が薄い


◆GOOD:最初に会った瞬間から笑顔であいさつしてくれた
見学中はいろいろと質問してきて、こちらから何か聞いた場合も明るくハキハキとした返事をしてくれた
◆BAD:自分からあいさつができない


◆GOOD:スタッフと楽しそうに話をしていた
◆BAD:あまりにも消極的で話し声も聞きづらい
働き始めてもコミュニケーションが取りづらそうと思えたので不採用としました


◆GOOD:マスクをしていても笑顔が伝わってきた
◆BAD:会話時の表情が乏しい


緊張をするのはある意味「当たり前」。それでも相手が不安になるほどコミュニケーションが取れないと、患者さんの前に立つ職業としてはマイナス評価になってしまいます。特に「あいさつ」「目線」「笑顔」は重要ポイントです。

質問や受け答え編

◆GOOD:会話のキャッチボールができた
◆BAD:質問と噛み合わない回答が多かった


◆GOOD:見学ポイントがはっきりしていて的確な質問があった
◆BAD:自分のオシャレに関する質問しかしてこなかった
カラーコンタクト、髪型、ネイルは自由ですか? など
◆BAD:仕事内容以外の質問から入る
給与や休み、有休のこと、残業時間など


◆GOOD:Drにだけでなく、DHに質問をしてくれた
◆BAD:質問しても「はい」などの返事だけをする方
患者様や他のスタッフともコミュニケーションが取れないと感じた


◆GOOD:ここで勉強したくて応募しましたと言われた
金銭的な条件も大事だろうに、勉強を第一と言ってくれたことがうれしかった
◆BAD:給与や休みなど待遇ばかりを気にして仕事に対する意欲を感じられない方


◆GOOD:終始にこやかで、先輩歯科衛生士の話を真剣に聞いていた
あいさつはもちろんのこと、立ち居振る舞いや態度に積極性があったのも良かった
◆BAD:医院の説明をしても特にリアクションや質問がない
当院に興味がないのかなと感じてしまいます


◆GOOD:面接の中で「頑張ります!」と素直に言ってくれた
◆BAD:意欲がなく学校から面接に行かされている感がでていた


◆GOOD:常にレベルアップしたいという向上心を強く感じることができた
◆BAD:仕事へのモチベーションが感じられなかった
こちらへの質問が少なかったりメモを取っていなかったり、自分の意思があまりないと一緒に働きたいと感じられないかもしれません。


待遇や条件を聞くこと自体はBADではありませんが、「それしか質問しない」「最初にそれを質問する」と仕事への意欲が感じられない、と受け取られてしまいます。見学や面接前に診療や教育についてしっかり情報収集をして、意欲を見せられるように準備をしましょう。

仕事に対する考え方編

◆GOOD:患者の健康に寄与できることに喜びを感じられる方
◆BAD:バイト感覚だった
歯科医療に対する考え方や働くということについての認識が甘かった
◆BAD:「歯科衛生士が直に医療と向き合っている」という理解がないように見えた


◆GOOD:「焦ってしまうときもあるかと思いますが、頑張ります」
そんな言葉から素直で意欲的な様子が感じられた
◆BAD:自分のこと、自分がしてもらうことしか考えていなかった
自らが医院に勤務することで患者や医院の役に立ちたいという意欲が感じられなかった


◆GOOD:これまでの失敗談を聴き、どのように克服したかを尋ねたとき周囲の人と相談しサポートを得ながら問題を解決した経験を語れる人
チームワークによる問題解決能力は医院運営には不可欠と考えているから
◆BAD:「過去の経験でうまくいかなかったとき」のエピソードで人や環境など周りのせいにしていた


◆GOOD:ホワイトニングを勉強したい!インプラントの認定資格を取りたい!というように、仕事に対して前向きな気持ちがある
◆BAD:不安アピールばかりする
◆BAD:なんとなくどこでも就職できれば良いと考えている


◆GOOD:法人のビジョンやミッションを理解していた
◆BAD:目標がなく考えることを放棄していた


医療人として・社会人としての姿勢は重要な評価ポイント。不安な気持ちやできないことがあるのは当たり前ですが、その上で、患者さんや医院のために頑張る気持ちがあることを伝えましょう。

*こちらは、2023年6月発行「クオキャリア夏号」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は取材時のものとなります。

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