自分を最大限アピール！
自己PRを考えるうえで
押さえておきたい
ポイント【後半】
実践編
自己PRをしっかり固めておくことが、内定への近道
履歴書はもちろん、面接でも必ずと言っていいくらい登場するのが「自己PR」です。でも、いざ聞かれると「自分の自己PRって何だ？」と悩む方も多いのではないでしょうか。このコラムでは前半・後半に分けて詳しく解説していますので、ぜひ自己PRのポイントを押さえてくださいね!前半：準備編はこちら »
Let's start checking!履歴書(・職務経歴書)に自己PRを書く際のポイントは？
自由な書式が多い職務経歴書に対して、履歴書の自己PR記入欄はスペースが限られているため、書き方には工夫が必要です。
「面接で補足すればいいや…」と考える方もいるでしょう。しかし、採用責任者が必ずその面接に同席するとは限りません。同席しなかった人も意識してアピールを書くことをおすすめします。
“箇条書き＋要点”は見た目も書きやすさも◎
ひとつの文章にまとめて記載しても問題ありませんが、複数のPRを書く場合は「箇条書き＋要点」の形式にまとめると読みやすく、印象にも残ります。
例を見てみよう
・自ら考えて動く積極性いつも相手の目線に立って行動するよう心がけています。指示される前に自ら準備するなど、率先して自分にできることを探して動く積極性は研修や実習の場でも役に立っています。相手の気持ちを考えて動く強みを生かし、患者様に寄り添う歯科医師を目指します。
・学びへの向上心と継続力意欲的に学び続ける継続力が強みです。研修時は○○を習得するまで✕ヶ月、△△先生に指導いただきました。貴院でも□□先生の下、幅広い技術を習得したいと考えています。
※履歴書なら1～2つ程度、職務経歴書なら2～3つ程度がおすすめです。
記入欄の7～8割程度の文字量が理想です
枠いっぱいに細かく書き込んだ方が高く評価されそうですが、内容が伝わらなければ意味がありません。
一つのテーマ（見出し）に対して説明文は2～3行程度にし、記入スペースに多少の空白があると読みやすいでしょう。
誤字・脱字などのミスは厳禁です！
当然ですが、誤字・脱字は厳禁です。文系理系に関係なく、採用担当者は履歴書を通して、社会人に必要なビジネスマナーや基本的な国語能力を見ています。
セルフチェックも行いながら慎重に書き進めましょう。
面接で自己PRを話す際のポイントは？
自己PRは、面接の冒頭で聞かれることが多い質問項目のひとつです。求職者が序盤で自分を売り込み、良い印象を与える最初のチャンスでもあります。
一方で自己PRの良し悪しが面接全体の雰囲気を左右するケースもあり、いかに採用担当者に「もっとこの人の話を聞いてみたい」「一緒に働いたら活躍してくれそう」と思わせられるかがカギになります。
「謙虚に！」明るい態度で話しましょう
面接の短時間であなたを知ってもらうには、やはり第一印象が大切です。いくら自己PRの内容が素晴らしくても、終始不安げな表情や、傲慢な態度だと、一緒に働きたいとは思ってもらえません。
面接における自己PRの最重要ポイントは、「面接相手に良いイメージを持ってもらうこと」です。
序盤で聞かれた自己PRが、面接全体の“つかみ”として成功するためにも、明るく謙虚な姿勢で真摯に話しましょう。
「簡潔に！」2分程度で論理的に伝えるのが理想です
自己PRに限らず、最初に結論を示すと話が相手に伝わりやすくなります。その次に根拠となる実績・エピソードを披露し、入職後の展望へつなげてまとめる形がおすすめです。
履歴書・職務経歴書に書いた内容を面接で活用する場合は、書ききれなかった実績・エピソードをさらに具体的に膨らませると内容に広がりが出ます。
ただし、ダラダラと話すのは「✕」。長い説明は聞き手の理解力を低下させ、「結局、何を言っていたのかわからない」という印象を抱かせます。
2分程度で「簡潔にまとめて話す」のが理想です。
「柔軟に！」丸暗記ではなくケースバイケースにアレンジを
面接で自己PRを聞かれる時、採用担当者は必ず「自己PRを教えてください」と言われるわけではありません。
「自己紹介をしてください」
「あなたの強みを教えてください」
「あなたの実績を教えてください」
など、さまざまな言葉で自己PRを聞いてくることがあります。
そんなとき、自分が用意した言葉や内容だけで対応していては、コミュニケーション力が物足りない、融通が利かないと思われてしまいます(よりによって「コミュニケーション力が強み」なんて書いていたら目も当てられません)。
自己PRを含め、面接では回答を丸暗記するのではなく、その場の質問・言葉・雰囲気に応じて適切なものをチョイスしながらアレンジして話しましょう。
