連載コラム

歯学部生からの質問に回答② アイドル活動は歯科医師の仕事に活かされてる？

矢作有紀奈の歯科医師LIFE充実中！ #10 2025.4.25 会員限定

こんにちは！今回も「歯科医師LIFE充実中！」のコラムをお届けします。
4月といえば新年度のスタート。皆さんいかがお過ごしでしょうか？そろそろ新しい学年や、新しい職場に慣れてきましたか？

私は、4月のハイライトその①。私にとって第2の故郷でもある名古屋に旅行し、ずっと行ってみたかったジブリパークを訪れてきました！ いまの職場は割と自由に休みを取れるので、平日に旅行ができて助かります。ただ、平日にも関わらずチケットは一部のエリアのみ行けるところしか買えず（涙）
それでも結構楽しむことができました！

そしてハイライト②は、大阪・関西万博2025！ 開幕してから10日後くらいに足を運ぶことができました。こちらもまた平日にもかかわらず抽選にすべて落選し、行きたいパビリオンにほとんど行けませんでした笑

予約なしで入れるパビリオンもあったので地道に並んでいくつか入ったのですが、未来を感じる展示が多かったです。未来の住宅という展示をみたんですが、みなさん、未来のトイレは検便してくれるみたいですよ笑

本当はヘルスケアパビリオンで未来の医療に触れたかったのですが入れず（涙）
歯科医師としてやはり医療については気になるところですが残念。今回私が発見できてないだけかもしれませんが、歯科関係のことは直接的にはあまり扱われてない感じがしたので、もっと口腔の関心も広まってくれるとうれしいですね！ ちなみに人気の「米国パビリオン」は1時間半並びました笑

…と、ここまでは良かったのですが、実は最近喘息の症状が悪化してしまい、咳が止まらず、肋骨折れたんじゃないかってくらい咳するたびに肋骨が痛いです。皆さんも体調崩しやすい時期だと思うので無理しないでくださいね！患者さんと密室でカウンセリングするので、喘息とはいえ申し訳なくて初診対応はなるべく控えさせてもらってます。

万博で買ったミャクミャクポチャッコのヘアピン

さて、今月も歯学部生の皆さんからのご質問にいくつかお答えしたいと思います。

まずは、「歯科医師として働くなかで、アイドルとしての経験が活かされることはある？」というご質問。これは本当に多くあります！ アイドル時代に培った“魅せ方”や“人前に立つ意識”は、歯科医師になってからも大きな財産です。たとえば初診で患者さんにカウンセリングするとき、声のトーンなど、「どう伝えたら安心してもらえるか？」を自然と考える癖がついていると感じます。あとはSNSでの発信にも役立ってます！

次に、「在学中に一番学びを得たこと、心に残った先生のアドバイスは？」というご質問。これは、ある先生からかけられた「治療は手技じゃない、コミュニケーション力だよ」という一言です。当時は技術を磨くことに必死でしたが、どんなに良い治療をしても患者さんが不安を感じていれば意味がない。特に歯科治療は“見えない場所”の処置なので、信頼関係がとても重要だと教えてもらいました。これが一番難しいんですけどね笑
一つひとつの治療の意味、必要性、いま何をしているかを言葉に出して言ってあげると、安心していただけるのではと思います。

というわけで、イベントも体調もてんこ盛りだった4月。来月の私はもっとゆっくり過ごせているといいな…と思いつつ、次回もまたみなさんからの質問に答えていこうと思いますので、お楽しみに！

職場で定期的に開催されるセミナー。今回はエムズ歯科クリニックの荒井先生に来ていただきました！

歯科医師

矢作有紀奈

1995年埼玉県生まれ。歯学部に入学して2年生の時、芸能界入りしSKE48に所属。アイドル活動をしながら大学に通い、2年後にグループを卒業した。現在は都内のクリニックに勤務しながら、歯科医師兼タレント活動を行っている。興味のあることは「審美歯科」「睡眠治療」「訪問歯科」。
矢作有紀奈（Yahagi Yukina） Instagram/Twitter/YouTube/TikTok lit.link/teethchan95