退職の引き止めにあったら、どうすれば良い?

雇用主である歯科医院に一度でも「退職」を申し出た時点で、大きく2つのリスクを考えて行動することになります。

リスク①「引き止めの条件は履行される?」

職場環境の改善なのか、個人の待遇改善なのか、はたまた報酬アップなのか…、引き止めのために雇用主から提示された条件はそれぞれ異なるでしょう。

いずれにせよ「前向きに検討する」といった類での引き止めであれば、退職を思いとどまらせるための検討である可能性があります。これまでと同じことの繰り返しにならないか、なぜ退職を決めたのか、改めてよく考えてみましょう。

リスク②「“退職しようとした人”と見られ続ける」

一度でも退職の意思表示をすれば、円満に退職を撤回したとしても周囲から「辞めるつもりだったのに残った人」という目で見られ続けます。待遇や評価で、それまでと違う見方をされるかもしれません。

それでも働きたい環境か、周囲とは以前のような信頼関係のもとで働けるか、いま一度落ち着いて考えた方が良さそうです。

もし次の転職先が決まっているようであれば、具体的な労働条件や待遇を転職先と比較し、残った場合と退職した場合をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。