
【歯科衛生士100人に聞きました】仕事を辞めたいと思ったことがある?
歯科衛生士の仕事や職場、ライフスタイルについて約100人へのアンケートから読み解く本コーナー。
普段なかなか聞くことのできない現役DHたちのリアルな声をお届けします。
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目次
仕事を辞めたいと思ったことがある?
*2020年1月当社実施:クオキャリア会員アンケートより[有効回答数110]/カッコ内はDH歴(当時)
「よくある」「たまにある」と答えた100人に聞いた、どんなときに辞めたいと思いましたか?
人間関係がうまくいかないとき
- 院長やスタッフとうまくいかないとき(1年目)
- 上下関係(2年目)
- 医院になじめていないと感じたとき(2年目)
- 職場に相談できる人がいないとき(6年目)
- それまで仲良くてよくご飯に行ったりもしていた人と、自分の立場が上になってしまったことで微妙な関係に。責任が増えた分今まで許せていたことが許せなくなり注意する頻度も増えて、お互い距離を置くようになってしまった(9年目)
院長や先輩に理不尽な対応をされたとき
- 気分で怒られたとき(1年目)
- 理不尽なことで怒られたときや、人件費などお金のことばかり言われるとき(1年目)
- パワハラ(4年目)
- 院長の機嫌が悪くあたられたとき(5年目)
ミスをしてしまったとき
- 技術不足や患者対応の至らなさで歯科衛生士に向いてないのではと感じた(2年目)
- 一度したミスをその後何度も繰り返してしまったとき(3年目)
- ミスが続くとくじけそうになる(4年目)
仕事でうまくいかないとき
- 予防処置は先輩が優先的に行っていて、新人は診療補助が9割、あとは雑用で予防処置を全くやらせてもらえないとき。衛生士である意味を感じられず、自分はいらないんじゃないかと思った(1年目)
- 私ばかり仕事してるなって思ったとき(1年目)
- 自分のやりたいことと求められていることが合わなかったとき(1年目)
- 同じ作業の繰り返しばかりのとき(3年目)
その他の回答として挙がったのは「勉強不足を感じたとき」「精神面で自分の未熟さが露見したとき」など。
入職前に確認できることとあってか、待遇面での不満はあまり見られませんでした。
「歯科衛生士 辞めたい」で検索している人が多いみたいだけど、実際どうなの?歯科衛生士に聞いてみた。
「ない」と答えた10人に聞いた、辞めたいと思わず働き続けてこられた理由は?
- 一緒に働いている先生と歯科衛生士が優しい方で、新人の自分にさまざまなことを教えてくれるから(1年目)
- 職場の人がいい人(1年目)
- 今辞めて他の職についても自分の考え方を改めない限り同じことの繰り返しだと思ったから(1年目)
- 日々仕事にやりがいを感じているから(1年目)
- 尊敬する院長やスタッフに恵まれているため(4年目)
- ここで患者さんにありがとうと言われるうれしさを知ったから(4年目)
- 職場を変えたいと思うことはあるが、歯科衛生士の仕事は楽しいので続けたい。やりがいもある(6年目)
まとめ
今回は「歯科衛生士を辞めたい」と、思ったことがある方の声を紹介しました。仕事内容や人間関係に関するコメントは裏返せば「自分に合った職場」を見つけるためにチェックしておきたいポイントとも言えます。すべてを入職前に見極めることは難しいですが、さまざまな媒体を通じた情報収集や医院見学、そして何より自分自身の気持ちと向き合い、あなたに合った医院を見つけてくださいね。
*こちらは、2020年7月発行「就活BOOKクオキャリア夏号」掲載記事を再編集したものです。掲載情報は当時のものとなります。