
受け持ち患者数は? アポイント枠は何分?|【卒後1年目・2年目・3年目】歯科衛生士キャリア別 リアルなお仕事事情#2
自分に合った職場を選ぶには、“なりたい歯科衛生士像”を描くことが大切。でも、なかなかイメージがわかない人もいるでしょう。
そこで、皆さんの少し先輩、卒後1~3年目の現役歯科衛生士へのアンケートを実施。“リアルな今”を、キャリア別にまとめてみました。先輩の声を参考に、1年後、2年後、3年後、
*2024年11~12月当社実施:クオキャリア会員アンケートより[有効回答数91]/カッコ内は歯科衛生士歴
★歯科衛生士キャリア別 リアルなお仕事事情
#1|勤務先は患者担当制? それについてどう思う?
#2|受け持ち患者数は? アポイント枠は何分?(こちらの記事)
#3|現在の仕事内容は?
#4|入職時と比べて「成長できた!」と思うことは?
目次
Q.受け持っている患者は何人?
「完全に患者担当制」と「半担当制」の歯科衛生士さんに聞いてみたところ、1、2年目DHさんのいちばん多かった回答は「1~4人」、3年目DHさんでは「5~9人」と担当数はキャリアを重ねるごとに少しずつ増えている傾向にあります。なお、「平均」は1年目で「11~14人」、2年目で「13~17人」、3年目で「17~20人」、そして中には「50人以上」と答えた方もいました。医院による差も大きそうです。
Q.自分のアポイント枠はある?
歯科衛生士専用のアポイント枠を設けている歯科医院が多数派。「ある」と答えた方にアポイント時間を聞いてみると、どのキャリアでも一番多いのが「30~45分」。経験年数より、診療体制による違いが大きいようです。
アポ枠の長さについて:キャリア別歯科衛生士さんのコメント
1年目歯科衛生士さんの声
【アポ枠:30分未満】の1年目DHさん
最近は限られた時間内にクリーニングを終わらせることができるようになった
【アポ枠:30~45分】の1年目DHさん
全顎プロービングとスケーリングのアポは、本来であれば30分枠のところ、以前は1時間以上かかっていました。しかし、今では30分から1時間の間でできるようになりました
【アポ枠:45~60分】の1年目DHさん
メンテの数をこなすことにより、時間配分が身についた
2年目歯科衛生士さんの声
【アポ枠:30分未満】の2年目DHさん
時間内にメンテナンスが終わるようになったし、患者さんとのコミュニケーションを楽しんで取れるようになってきた
【アポ枠:30~45分】の2年目DHさん
最近は歯周基本検査やスケーリング時に、もたつくことが少なくなった
【アポ枠:60分以上】の2年目DHさん
歯科衛生士全体でアポイント枠があり、自分も担当することがある
3年目歯科衛生士さんの声
【アポ枠:30~45分】の3年目DHさん
最近クリーニングの時間が早くなった。仕事が早くできるようになった
【アポ枠:60分以上】の3年目DHさん
TBIにしっかり時間を使いながらクリーニングを行えるようになった
まとめ
自分のアポイント枠の有無や時間によって、働き方は大きく変わります。「一人ひとりは短時間でも、多くの患者さんを診たい」「余裕を持って患者さんとじっくり向き合いたい」など、自分の理想の診療スタイルを考えてみましょう。