
現在の仕事内容は?|【卒後1年目・2年目・3年目】歯科衛生士キャリア別 リアルなお仕事事情#3
自分に合った職場を選ぶには、“なりたい歯科衛生士像”を描くことが大切。でも、なかなかイメージがわかない人もいるでしょう。
そこで、皆さんの少し先輩、卒後1~3年目の現役歯科衛生士へのアンケートを実施。“リアルな今”を、キャリア別にまとめてみました。先輩の声を参考に、1年後、2年後、3年後、
*2024年11~12月当社実施:クオキャリア会員アンケートより[有効回答数91] /カッコ内は歯科衛生士歴
★歯科衛生士キャリア別 リアルなお仕事事情
#1|勤務先は患者担当制? それについてどう思う?
#2|受け持ち患者数は? アポイント枠は何分?
#3|現在の仕事内容は?(こちらの記事)
#4|入職時と比べて「成長できた!」と思うことは?
目次
Q.現在の仕事内容は?
1年目歯科衛生士さんの声
- メンテナンス10割、助手さんが休んだときのみアシスタントをすることがある、その他(ブログ更新/週交代なので自分は隔月程度
4代続く地域密着型の医院で、訪問も行っているため幅広い年代の方が通ってくれている。どちらかというと歯周病特化だがキッズスペースもあるため小児患者も多数 - メンテナンス4割、アシスト5割、矯正(月1)や口腔機能低下症の検査訓練1割
80代以上の患者さんが全患者の半分を占める、超高齢社会を感じる歯科医院 - メンテナンス4割、一般のアシスト1割、訪問診療2割(週1回)、矯正のアシスト3割(月4~5回)
患者担当制で医師と歯科衛生士がそれぞれチェアーを持っているため、基本的に治療のアシストにつくよりも一日中クリーニングやメンテナンスをしていることが多いです - 一般治療のアシスト4割、メンテナンス4割、院内の雑務2割
開院して2年目のため、院内のシステム化が進んでいない部分が多く雑務を担うことが多い。指導係がいないため、自己流でメンテナンスや歯周基本治療を行っている
2年目歯科衛生士さんの声
- ほぼ小児~高齢者のメンテナンスで、たまにホワイトニング、週1回の矯正日に矯正のアシスト
- メンテナンス5割、新患~歯周基本治療4割、一般治療アシスト1割
転職して3ヶ月なので、新患を診ることが多い。まだSRPの研修を受けていないので、軽度の歯周基本治療以外は先輩へ回している - メンテなど歯科衛生士業務4割、診療アシスト4割、受付1割、マネジメント1割
昨年新規オープンした医院で、院長を中心にみんなで医院づくりも行っている - P処のリコール10割
- メンテナンス4割、一般治療のアシスト3割、自費のクリーニングとホワイトニング2割、その他1割(院内の清掃、滅菌・消毒など)
駅近で幅広い年代の方が来院される
3年目歯科衛生士さんの声
- メンテナンス6割、一般診療補助3割、インプラント業務1割
地域密着型の医院で、家族で通われている方が多い。補綴の専門のため、自費補綴やインプラントオペなども多く行っている。基本はメンテナンスの歯科衛生士業務メインだが、TEK作製なども行うことがある - メンテナンス7割、治療アシスト2割、その他1割(SNS、広報、院内活動)
患者層はファミリーや若い人がほとんど - 保険クリーニング7割、自費クリーニング1割、診療アシスト1割、その他細かい作業1割(実習生の指導、注文系)
- メンテナンス6割、訪問診療4割
アシスト業務は手が空いた時に関わる程度でほぼすることはないが器具の洗浄、滅菌は各自で行う。メンテナンス時間が短いので一日で診る患者数は多いです - メンテナンス3割(成人・小児・障害)、一般治療アシスト3割、外科アシスト3割(インプラント含む)、訪問・その他1割(病棟往診、事務作業など)
まとめ
1年目の歯科衛生士さんで「かなりの頻度でやっている」と答えたのが最も多かったのは「一般診療の補助(アシスト)」。そこから2年目、3年目と徐々に携わる業務の範囲が広がったり、メンテナンス・歯周病治療などの割合が高くなったりする傾向にありました。自分なら何年目にどんなことができるようになってみたいか、考えてみてくださいね。