入職時と比べて「成長できた!」と思うことは?|【卒後1年目・2年目・3年目】歯科衛生士キャリア別 リアルなお仕事事情#4

自分に合った職場を選ぶには、“なりたい歯科衛生士像”を描くことが大切。でも、なかなかイメージがわかない人もいるでしょう。
そこで、皆さんの少し先輩、卒後1~3年目の現役歯科衛生士へのアンケートを実施。“リアルな今”を、キャリア別にまとめてみました。先輩の声を参考に、1年後、2年後、3年後、自分はどんな歯科衛生士になりたいか想像してみてください。

*2024年11~12月当社実施:クオキャリア会員アンケートより[有効回答数91] /カッコ内は歯科衛生士歴

歯科衛生士キャリア別 リアルなお仕事事情
#1|勤務先は患者担当制? それについてどう思う?
#2|受け持ち患者数は? アポイント枠は何分?
#3|現在の仕事内容は?
#4|入職時と比べて「成長できた!」と思うことは?(こちらの記事)

Q.入職時と比べて「成長できた!」と思うことは?

1年目歯科衛生士さんの声

  • 一人の患者さんにかかる時間が短くなったり、一つひとつの動作が手早くできるようになったりしてきたことです
  • 精密検査を行う際のスピードが早くなったと助手さんに言われたこと
  • 1点法で30分かかっていたP検が10分かからずにできるようになった
  • 4月の入職時は仮封やセメントアウト、スプリント作製、メンテなどできないことが多かったけど、今では当たり前のようにやっています! 自分の枠も埋まってきています
  • 先にお通ししてできることが増えたので、患者さんをお待たせすることが少なくなった
  • 定期検診の時に患者さんに褒められることがあると頑張ってるなと思います
  • アシスト業務では、TECやセット物の調整が早くなったことです。メインテナンスでは患者さんに丁寧にありがとうと褒められることが多くなりました
  • プリセプターの先輩に褒められたとき。処置にあたる時間が短縮し、患者さんの負担が減らせたと実感したとき
  • 初めは30分以上かかっていたTECを15分程で作れるようになった
  • メンテの数をこなすことにより、時間配分が身についた。アシストをスムーズにできるようになってきて、褒めてもらえることが増えた

まずは医院内のさまざまな業務に関わることで、仕事の全体像や診療の流れを把握していく時期。そのため、「できることが増える」「一つひとつの業務にかかる時間が短くなる」といったことが、主な成長ポイントになります。

2年目歯科衛生士さんの声

  • 初めの頃に撮った口腔内写真と継続して撮ってきた写真を比べると、より規格通り撮れていて成長を実感した
  • 説明に納得し、物販を購入してくれたとき
  • 就職したての頃は、患者さんの主訴を聞き出すことに必死になっていたが、今ではいろんなお話をうまく引き出せるようになったこと
  • 口腔内全体がよく見えるようになった。患者さんへの対応に慣れ、準備やアシストの際は、先生が次に行うことを予測しながら効率よく動けるようになった
  • 患者さんとお話しする中で、TBIが以前よりスムーズにできるようになったと感じました。TBIのバリエーションも増やせていると感じます
  • 患者さんとのコミュニケーションを楽しめるようになった
  • 以前よりも処置後に「痛くなかったです」とか「またお願いします」と言っていただけることが増えた

2年目になると、患者さんとのコミュニケーションにも余裕が生まれ、一人ひとりに合わせた対応や指導ができるようになっていることがわかります。学ぶことに一生懸命な1年目を乗り越えて、歯科衛生士の仕事の楽しさを、よりはっきりと感じられる時期でしょう。

3年目歯科衛生士さんの声

  • ホワイトニングは最初かなり緊張して説明も拙かったが、最近はスムーズに説明できるし、終わったときの患者さんの笑顔がきれいで達成感がある
  • インプラントのシステムや外科のアシストを覚えられた
  • 入職時は患者さんへの説明がワンパターンで必死になることが多かったが、今は患者さん一人ひとりに合わせて説明の仕方を変えられるようになった
  • いろんな症例を診てきたので、どのような治療の流れになるのかや準備するものについて把握できるようになった
  • 決められた枠内でTBIにしっかり時間を使いながらクリーニングを行えるようになったこと
  • 患者さんに対して自信を持って指導できるようになったこと
  • 初診で診た患者さんに対して次に何をするのかをいつも先生に聞いていたが、自分でやるべきことを考えて先生に提案できるようになったときです
  • ドロップアウトする患者様が少なくなったので、入職時よりも初回の説明がきちんと伝わっていると思う。メンテナンス中に寝てしまう患者様が多いのは安心してもらえてるのかな、と思います

3年目になると、自分で治療計画を考えて提案ができるようになったり、患者さんの満足度をより高められたりと、存在感のある歯科衛生士に成長していきます。

まとめ

5回に分けて、若手歯科衛生士の“リアルな今”を紹介してきました。「こんなことをやってみたい」「こんなふうになりたい」という先輩は見つかりましたか? 就職活動では、自分の将来像を明確にし、それが叶う職場を探すことが大切です。とはいえ、いきなり10年後の姿をイメージしようとしても、やっぱり難しいもの。まずは「1年後」「3年後」など、“ちょっと先”の未来を考えてみましょう。ぜひこの記事を手がかりに、自分の“理想の歯科衛生士像”を描いてみてください。

 

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