
【歯科衛生士学生に聞きました】歯科衛生士学校で「こんなことまで勉強するの?」とビックリした授業や学習内容は?
最終学年の歯科衛生士学生さんへ臨床実習や就職活動、国試勉強についてアンケートを実施しました。
普段なかなか聞くことのできないみんなのリアルな声をお届けします。
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アンケート概要:就活BOOK特別版「しゃほかん」(2024年11月発行)にて実施
集計対象:歯科衛生士養成校に通う最終学年の学生
集計期間:2024年11月29日~2025年1月31日
有効回答数:78
目次
Q.歯科衛生士学校で「こんなことまで勉強するの?」とビックリした授業や学習内容は?
全身に関わる分野
- 口腔以外の解剖学や栄養学など、あまり関係が無さそうな範囲も学ばなくてはいけないのが驚きでした
- 全身のこと。勉強していくうちに口の健康は全身の健康に繋がっていることが分かっておもしろかったです
- 歯科衛生士は歯を管理する仕事だと思っていたので、栄養や解剖、全身疾患などを学ぶとは思っていませんでした
- 解剖学はなぜ学ぶんだろうと思っていたが、そこに付随する筋肉などを知る必要があり、とても大事だった。生化学だけはやる意味をまだ見出せていない
- 栄養学や薬理学はなぜ?と思っていましたが、他の教科を学んでいる内に必要なことなんだと納得して勉強していました
- 薬理学で、たくさんの薬の名前や用途を覚えることは少し大変で驚きました
- 解剖学で実際に死体を見てレポートを書いたのはびっくりした
- 生物学や化学、栄養学の分野が歯科衛生士に必要であると感じてびっくりしました。特に栄養学は栄養指導として行う必要があるので難しいです
- 生化学や栄養の分野は、学習内容が他の基礎科目よりも深く感じました。管理栄養士を取得しているのですが、管理栄養士の資格勉強で出題されるレベルの内容が多くあり、歯科衛生士での食事・栄養指導のニーズを感じました
接遇や社会人マナー
- マナー講座です!お辞儀の角度や敬語の使い方を勉強することに最初は驚きましたが、臨床実習を通じて必要な授業だったなと感じることができました
- 接遇です。言葉遣いやドアの開け閉めなどを専門学校で習うのは意外でした
- 秘書実務です。すごく厳しかったのでこんなことも必要なんだと驚きました
- 特別講師を招いて投資や金融の講話を聴いたこと
- 接遇の授業は就活や実習にも役立ちました
- 英語や社会人メイク!
- マナーの授業で正しい言葉遣いや礼儀を学ぶことができた
- マナーについての授業が1回だけでなくて12回くらいあったのにびっくりした
心理学
- 全く初めての分野だったので興味が湧きましたし、歯科衛生士として必要な科目だと思いました
- 心理学、社会学についての授業。普段、人間について熟考することはあまりないので、人間の内面に迫る内容がおもしろかった
- 心理学や心理カウンセリングの授業は歯科衛生学校で習う必要があるのかと驚いた
- 心理学ではためになることをたくさん学んだのでおもしろかったです
- 心理学です。学んでみて歯科衛生士でも大切なことだと分かりました
- 心理学を勉強するのは驚いた。口腔内だけ勉強すると思っていたが、人を相手にするから確かに必要だなと思った
他にもいろいろ!
- 手話の授業
- テーマを自分で選んで研究発表したこと
- 接客応対を学ぶためにホテルで食事したこと
- ヨガの授業があり驚いた。でも息抜きになったので良かった
- 歯の構造を知るために石膏を使用して大臼歯を作成しました。歯の知識がほぼない1年生の時でしたが、手を動かすことで歯の形態についてより理解が深まり、いい勉強になったと思っています!
- 高齢者の介護実習の授業が難しかった
- 離乳食の形態など摂食・嚥下を学ぶとは思っていませんでした
まとめ
歯科衛生士さんは口腔ケアのプロ、ということで歯や口について学ぶことが多いというイメージをもって入学した方も多いでしょう。口腔と全身の健康は深くかかわっていることもあり、実際は解剖学や生化学、全身の健康など多岐にわたる医療の知識を習得する必要があります。
また、患者さんと接する仕事であるため、接遇・コミュニケーションに力を入れている学校も多いようです。
学生時代「何のために学ぶのかな」「大変だな」と感じたとしても、臨床に出るときっと結びつくときがくるはず。これから歯科衛生士を目指す方、歯科衛生士養成校に通っている方は、その日のために頑張ってくださいね。