【2023年度完全版】保存版。お給料の目安もわかる！ 29大学研修施設“比較”一覧表

「6年生になったらマッチングが始まるのは知っているけれど、実際に何をするのかわからない…」。そんな歯学部生の声に応え、歯科医師臨床研修マッチングのすべてを解説！ これさえ読めば、自信をもって新年度を迎えられるはずです。

第3回では研修先選びに役立つ、歯学部のある29大学の研修施設“比較”一覧表を掲載。カリキュラムや試験日程、気になるお給料…ひとつひとつの施設サイトを見に行くのは正直面倒くさい！ でも、この表があればひと目でチェックできます。ぜひ参考にしてください！

※この記事は、2023年3月に公開した内容を一部更新して公開しています。
※すべての大学の試験日程の情報開示に伴い、情報を更新いたしました。

先輩による臨床研修施設の口コミはこちら
「マッチング選考試験」の対策記事はこちら

「29大学研修施設“比較”一覧表」の見方を解説！

①プログラム

ひとつの施設でじっくり研修or複数施設を経験

ひとつの大学内にもさまざまな研修プログラムがあり、1年を通して同じところで研修を行う「単独型プログラム」、複数の施設で研修する「管理型（複合型）プログラム」の両方を設けているところも多数。管理型の中にも、大学と協力型施設（一般開業医）で半年ずつ研修するプログラムもあれば、数週間を除いてほぼ大学で過ごすプログラムもあるので、自分に合ったところを探してください。

②募集人数

国立大学は狭き門？ 難易度予測にも役立てて

「Aプログラムは20名、Bプログラムは5名」など、大学の中でもプログラムによって募集人数が異なります。全国的に、国立よりも私立大学の方が受け皿は広め。さらに国立は他大学からの希望者も多い傾向にあるので、倍率は高くなりそうです。人数の多いところも候補に入れておくなど戦略を！

③試験日程

同日程の大学も！ 重複しないよう注意

試験は7～9月に行われることが多いですが、中にはまったく同じ日程で実施する大学も。たとえば昨年は、4つの大学が8月20日に試験を行っていました。「複数の大学に応募したけど、試験日がかぶってしまって受けられない…」なんてことのないように、あらかじめスケジュールを確認しておきましょう。

④応募期間

期間はだいたい1ヶ月！ 書類の用意を忘れずに

昨年、もっとも早い大学は6月7日に募集を開始。その他の大学も、6月中旬～7月にかけて募集しているところが多く見られます。期間は1ヶ月ほど設けているところがほとんどですが、中には7月29日から8月2日の5日間しかないところも！ 直前になって焦らないよう、願書や成績証明書など必要書類をきちんと用意しておきましょう。

⑤試験内容

面接から論文まで必要な対策をチェック！

選考方法は面接のみという大学もあれば、筆記試験やグループ討議、小論文を設けている大学も。筆記試験も、歯科の知識に加えて英語や一般教養が含まれている場合があるので、何を対策すればいいのかを見ておきましょう。最近はオンラインでの面接も増えているので、環境の整備も忘れずに。

⑥給与

一人暮らしの方は「生活できるか」を見極めて

給与形態は月給・日給・時給とさまざま。月給の場合は平均153,531円となっており、最低額の大学と最高額の大学には70,600円もの差があります。

また日給の平均は8,856円。月20日間働いたとすると177,120円で、月給の平均より高くなりますが、休暇を取るとその分給与が下がってしまうという面も。

一人暮らしの方にとっては特に重要となるお給料。1年間暮らしていけるのか、仕送りが必要になるのかも含めて考えるのが良さそうです。

いよいよ公開！ 29大学研修施設“比較”一覧表

画像をタップするとPDF形式で表示され、印刷もできます。
「NEW」がついている大学が7/21の更新となります。

次回は「早めに見学を始めた人」「遠方の研修先を選んだ人」「医科大学で研修した人」の3名によるマッチング体験談を紹介！ さらに自分に合った研修先がわかるフローチャートも掲載するので、どうぞお見逃しなく。

イラスト／マコカワイ　文／編集部