同じ考えを持つ職場で働けることがうれしい

当法人との出会いは、転職活動中に参加した就活イベント。歯科医師として数年経験があったものの、基礎をじっくり学ぶ機会がなかった私にとって、一から学びを深められる当院の教育体制はとても魅力的でした。入職後は、カリキュラムに沿って基本的な練習からスタート。合格基準や数のノルマが明確に決まっていたので、達成できるまで練習とチェックを繰り返しました。補綴や入れ歯は学生の頃から苦手意識がありましたが、何度も練習できたおかげで「面白いかも」と思えるように。ただ知識を学ぶのと、実際に自分で手を動かすのは全く違うということに気付きました。

今もまだ難しいと感じることは多いですが、「患者様は練習台じゃない。回数を重ねないと分からないこともあるけど、毎回100％の力でやりきるように」という理事長からのアドバイスを心に留めて、前向きに取り組んでいます。痛みが取れたり、物を噛めるようになったときに患者様からいただく「すごく良くなった」という言葉が、とても励みになっています。また歯科衛生士の診療を見学したり、私と患者様の会話を録音して話し方をチェックしてもらったりと、コミュニケーションの面でもたくさんサポートしてもらいました。今まで自分の会話を聞き返したことがなかったのですが、話し方の癖を知ったことで、患者様への説明力も高まったと思います。

診療で大切にしているのは、患者様の立場で考えること。ミラーを置く位置や、主訴にはないけれど実は気になっている部分がないかなど、細かいところまで気を配っています。患者様から言われる前に違和感のある部分に気付けたときは、ちゃんと理解できたんだと達成感でいっぱいになりました。この「患者様のために」という考えは、当院の理念でもあるんですが、私がこれまでモットーとしてきたことと、医院の理念が一致しているのがすごくうれしくて。これからも同じ想いで、日々の診療を重ねていきたいです。