「成長」とは、自分の「視点」を増やすこと

研修医時代に自分のしたいことが分からなくなり、何件か見学に行ったうちの一つが当院でした。印象的だったのは、とにかく雰囲気が柔らかく、リラックスできること。また、院長や勤務医の、世の中の変化に合わせて常に自分たちも学び進化していこうとする姿に感銘を受けました。さらに、私の悩みも真剣に聞いてもらえ、「就職してここで働きたい！」と気持ちが固まりました。

このように安心感に包まれて入職したものの、1年目はうまくいかないことが多く、悩んだ時期もありました。でもその都度、院長や先輩の心強いサポートを受けて、一歩ずつ前に進むことができました。そして6年目の今は、一般歯科全般や自費治療、訪問など、幅広い診療に携わっています。入職当初は難しく感じた院長の話がすんなり理解できたり、患者様に自信を持って説明や提案ができるようになったりと、自分の成長を実感する毎日です。

特に矯正についての知見は、当院で働く中で格段に高まりました。入職前、矯正にあまり関心がなかった私も実際に臨床に取り組んでみると、「歯並び」は決して無視できない要素だと気づいたんです。現在は筋機能訓練を担当し、歯並びについての知識をさらに深めているところです。患者様の口腔全体をプラスの方向に導くために、「矯正」の視点を持てたことは、歯科医師として大きな強みになっています。

社会人としても、この5年間で大きく成長できました。外部の勉強会で「考え方」や「あり方」を学ぶ機会をもらえましたし、先輩や他職種と関わる中でも多くを吸収できました。新しいことに日々出会い、毎日が刺激の連続です。でもそのおかげで、当院の特徴でもある「変化を恐れない姿勢」が身につきました。

私が考える当院の魅力は、地域の患者様の人生をトータルで支えていることです。今後も実力をしっかりと積み重ねながら、信頼のおける仲間とともに、地域の歯科医療に腰を据えて取り組んでいくつもりです。