歯科医療を通して、地域に笑顔の輪を広げていく

歯科医師を志して以来、私が目指しているのは「地域貢献」。自分が生まれ育った地区での開業を決めたのも、その想いがあったからです。当時は近隣に歯科医院がない状況でしたから、当院ができて患者様が喜んでくれたことが、大きなモチベーションになりました。移転を行い、周りに歯科医院が増えた今も、この気持ちは変わりません。歯科医療を通して地域に笑顔の輪を広げることが、当院のミッションだと思っています。そして、そのための土台として大切にしているのが、スタッフのチームワークです。例えば診療後のミーティングでは“その日の良かったこと”を一人ずつ発表する時間を設定。一日を笑顔で締めくくるとともに、お互いの理解を深め合うきっかけにもなっています。

診療内容の面での地域貢献としては、10年ほど前から広島大学と提携して、大学病院レベルの治療を当院で受けられるようにしています。口腔外科や障がい者歯科、小児歯科など、各分野のスペシャリストに毎週来てもらい、小児の口腔発達不全や高齢の方の口腔機能低下症など、専門性の高い治療に取り組んでいます。患者様にとってメリットがあるのはもちろん、働くスタッフにとっても学べることが多いはずです。

当院は今年で、開院40年を迎えました。長い間、地域の方から支持をいただけた理由は、治療の質を追求し、患者様を大切にしようとする姿勢だと考えています。私が常々スタッフに伝えているのは「自分の家族を診るように、患者様を診よう」ということです。何か判断に迷ったときには「自分の親にしてあげたいか？」を自分の心に問いかけて、嫌だと思うならやらない。喜ぶと思うならやる。その姿勢が一貫しているからこそ、患者様もついてきてくれるのだと思います。スタッフが一丸となって良い仕事をすることで、患者様に喜んでもらえ、地域全体が笑顔になれる。これからも、そんな良い連鎖を生み出せる歯科医院であり続けたいです。