新たな挑戦をしたことで改めて背筋が伸びた

当院を知ったのは、臨床研修先を探していたときのことです。歯科医師として幅広いスキルを身につけたいと考えていた私にとって、オールラウンドに学べる環境があるのはとても魅力的で、また女性ドクターが活躍しているところにも惹かれました。そして臨床研修を通してチームワークの良さを肌で感じ、そのまま就職することを決めたんです。

段階的に経験を深められるのが、当院の教育体制の特徴です。入職後は3ヶ月ほど理事長の診療に加わり、簡単な処置から徐々にレベルアップしていきます。初めての診療に挑戦する際は緊張しましたが、いつも理事長が見守ってくれていたので心強かったです。また臨床と並行して、外部の研修プログラムにも参加。1年目に一般的な治療、2年目に矯正治療、3年目にインプラント治療といったように、年次ごとに専門領域を分けて学び、着実に知識・技術を深めていきました。今では保険診療を中心に、小児矯正、インビザライン、自費補綴のほか、インプラントもできるように。後輩ドクターと治療内容について意見交換する場面や、患者さんからのご指名も増えて、やりがいを感じています。

ただ、ひと通りの経験が積めたことで、ここ数年は前と比べて挑戦する機会が減っていたようにも思っていました。そんなとき、分院長の産休・育休に伴って分院の診療を手伝う機会に恵まれて。責任者の立場も体験したことで、医院経営の難しさを痛感するとともに、歯科医師が担う領域の幅広さにも触れることができました。自身の未熟さに改めて気づき、姿勢を正すきっかけになったと感じています。こうやって新しいことに飛び込んでいけるのも、理事長のサポートがあるからこそ。これからもこの環境を存分に活用し、さまざまなことを吸収したいと思います。今はまだ力が足りていませんが、ゆくゆくは分院や自分の医院を持つことも検討中。ライフプランも見据えつつ、自分に合ったキャリアを築いていきたいです。