向学心を持ちながら、この先も成長し続けたい

私が当院に入職した理由は、患者さんとの時間を大切にできる医院だと思ったからです。機材や設備が充実しているし、各ユニットにパソコンがあり、モニターを使って歯の状態や診療内容について丁寧に説明できる…。ここでなら「歯を治療して使えるようにしたら終わり」ではなく、「患者さんとしっかり向き合いたい」という自分の方向性とマッチした治療が実現すると感じ、入職を決めました。

振り返ってみると、最初の頃はとにかくいろいろなことに挑戦していました。目の前の治療に集中して周囲を見る余裕もなく、視野もすごく狭かったと思います。そんな中でも大事にしていたのは、患者さんと真摯に向き合うこと。その姿勢を貫いた結果、自分の成長につながるような難易度の高い治療に携わらせてもらえたこともありました。治療によって患者さんのQOLが向上したと聞いたときは、本当にうれしかったです。患者さんから「ありがとう」という言葉とともに喜んだ顔を見せてもらえる、とてもやりがいのある仕事だと改めて実感した瞬間でした。

入職5年目となった現在は、診療をメインで行いながら後輩指導にも取り組んでいます。教えることで自分のやり方を見直すようになりましたし、後輩からも良い刺激を受けています。また、理事長が日本口腔インプラント学会専門医のため、目下の目標はインプラントのスキル習得。勉強会に参加したり、実際にオペに携わらせてもらったりして、日々研鑽を積んでいます。根を詰めすぎると疲れてしまうので、遊ぶときは思いきり遊んで息抜きすることも意識しています。

今後については、勤務医の仕事を細く長く続けていきたいと思っています。ライフステージが変わって仕事がメインでなくなるときが来るかもしれませんが、学ぼうとする意識がないと成長は止まってしまいます。プライベートと上手に両立しながら、歯科医師としての腕を磨いていきたいです。